プレカット
プレカットとは
プレカットとは今まで大工さんが手作業で行っていた梁や柱などの加工を工場内で機械により行うもので、コンピュ ーターを使用した搬入から加工、番付、搬出までのトータルシステムにより、加工精度1/100mmという超精密な加工を可能にし、高品質な製品を短時間で供給することが可能となります。
メリット
- 住宅部材の品質の均一化
コンピューターによる加工のため高品質・高精度の部材供給が可能となり住宅の品質を向上させ、 顧客の信頼に応えることができます。 - 加工日数の短縮
標準的な住宅一棟分を一日で加工し、工期を短縮させます。また墨付け、 刻み作業がなくなる等、大工さんにとっても楽になります。 - 技能者不足の解消
簡単な操作でミスのない加工が連続してできるため後継者不足、 熟練作業者不足に対応します。さらに大幅な省力化も可能となります。 - コストダウンと施工の合理化
木材の購入・乾燥・加工まで一貫処理することにより、不足材・ 余剰材を発生させずムダを省きます。資材・資源を有効利用することで経費削減にもつながります。
加工対象部材
- 土台
- 胴差
- 棟木
- 通し柱
- 化粧柱
- 梁桁
- 母屋
- 火打ち
- 管柱
加工内容
- 端切り切断
- もたせ(柱・枕・桁)
- かんざしボルト穴
- 大引き彫り
- たる木欠き
- 下ほぞ取り
- まくら欠き
- ラス下シャクリ
- 長さ切断
- 茶臼掛け
- 中間火打ち彫り
- 柱ほぞ穴
- 胴差し
- 上ほぞ取り
- 胴差し彫り
- ボルト穴
- 大入れあり掛け
- 兜掛け
- 金物火打ちボルト穴
- 間柱穴
- 横差し
- 回り縁欠き
- 横差し穴
- 貫穴
- あり掛け
- 羽子板ボルト穴
- 根太彫り
- 間柱欠き
- 兜+もたせ(柱・枕・桁)
- 柱もたせ欠き
- シャクリ
受注後の流れ
受注CAD → 入力 → 木拾い → 詳細打合せ → 羽柄材・構造材・造作材 → 加工 → 出荷前検査 → 現場 → 完成